徒然日記

映画、小説、日々の生活などで自分の感じたことなどをその時の気分で書いてます。

客の自由か?店の自由か?

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こちらの記事を拝見したので、自分なりの意見を。

 

自宅での食事ならまだ大丈夫だが、外食なのに出されたものを残したり好き嫌いをするのはマナー違反だと僕は考えております。

てか、食べれないものがあるなら最初から頼むな

というのが僕の持論。

というかこのニュースで話題になった衣をはがしてとんかつを食べようとした人は、そもそもどうしてとんかつ屋になんて入店して、そしてとんかつを頼んだのか。

とんかつ屋といえど、おそらくは別のメニューもあったはずだろう。とんかつの衣が無理なら、最初から別の料理を注文すれば良かったのに。

 

しかし先の持論と矛盾するかもしれませんが、客にもある程度の自由はあります。料理といえど、金を払って買ったもの。それをどう食べようが、それは購入した人の自由。

もちろん、包丁を買ってそれで人を刺すなんてのは言語道断です。ですが、仮にミネラルウォーターを購入した人が居て、それを自分で飲もうが、花の水やりに使おうが、食器を洗うのに使おうが、風呂の水に使おうが、それは購入した人に自由があります。

なにかを購入するというのは、その時点で、その商品の権利を相手に譲渡してしまうということだからです。

 

そういった点で、衣をはがしてとんかつを食べようとするのも、その客の自由です。けれど、そのニュースの記事に乗っていた加藤さんのコメントにもあるように『お客様は神様』みたいな考えがあるかもしれませんが、決してそんな事はありません。

その食べ方を見て店主の方が不快に感じたのなら、店を出て行けと追い出すのは店主の自由です。もちろん、金銭を要求してはいけません。食券などで先にお金を受け取っている場合は、速やかに返金する必要があります。なぜなら、先に述べたように金銭を受け取ってしまえば、とんかつの権利を客に譲渡したという事になってしまいます。しかし、お金さえ受け取らなければ、そのとんかつの権利はまだ店主にあります。その店主が出て行けと言ったのならば、素直に出て行くか、あるいは衣をはがさずにきっちりと食べるかの二択を客はしなければなりません。

 

僕もアルバイトなどで経験がありますが、どうも最近は客という立場ならどんなクレームやどんな要求やどんな行動も許されるというような風潮があるように感じます。もちろん、そういった人は極一部にすぎないでしょう。しかし、その極一部の人の所為で、不利益を被っている店や店員や客は多くいるかもしれません。

 

繰り返しますが、お客だから何をしても良いわけではないのです。誰しも食事くらい楽しくしたいはずなので、店側に必要以上に気を使えとはいいません。ただ、店員とて人間です。不快な行動を取られたら、相応に接客態度なり提供スピードなりを損なう可能性は十分にあります。

皆が嫌な思いをしなくて済むならそれが一番でしょう。

なので、こっちは金を払っている客なんだ。こっちは店を構えてお前たちに来させてやっているんだ。というのではなく、店は客の、客は店の自由をある程度尊重しながら、つつがなく日常を送るのがベストなのではないでしょうか。

 

そんな訳で、客と言うだけで無駄に態度のデカく、無駄に偉そうで、無駄に大声で文句を言う人は出来ればコンビニには来ないで頂きたい。「見れば分かるだろう」じゃなくて、タバコや酒の年齢確認ボタンくらい何も言わずに押してください。いや、マジで。